高校生になると理系と文系の文理選択をします。
数年前までは、「英語が得意なので、大学では外国語学部もしくは国際系の学部に進学し、英語を使った仕事がしたい、」という文系の生徒さんが大半でした。
ここ数年は反対の割合になり、理系の生徒さんが7-8割ほどに変化しています。
最近は、医学部、歯学部、薬学部、工学部などの理系学部に進み、専門性を学んだうえでプラス英語力をつけたい、と考えている方が増加しています。
都内の有名私立大学でも外国語学部、国際系学部の希望者が減っているというニュースもよく耳にしますし、一般的に理系の方が就職の選択が多い、自分にしかできない専門的なものを学びたい、と考えて理系選択の方が増えているようです。
海外でもその傾向は更に顕著で、STEM(科学・技術・工学・数学)が主流になりリベラルアーツ系の学部や大学が衰退しているという現状になっています。
当塾では、大学で何を学びたいのか、英語は何のために学習しているのか、という目的を明確にしていただくようにしています。
これからの時代は特に、英語は単に大学受験のためではなくなるでしょう。
理系学部の方が文系学部よりいいというのではなく、どう使っていくのかということを常に意識した方が勉強する範囲、深さ、ターゲットも明確になり結果が出やすくなります。
理系、文系問わず、専門的な知識+英語力という傾向は益々強まっていくことは確かでしょう。