短期留学とは?カナダ・ハワイへの短期留学の基礎知識と費用・ビザを徹底解説

1. 短期留学とは

短期留学とは、一般的に数週間〜6ヶ月未満の期間、海外の語学学校や大学付属プログラムなどで学ぶ留学スタイルを指します。

長期留学(1年以上)と異なり、学生ビザ(スタディパーミットやF-1ビザ)を取得せずに渡航できるケースが多く、比較的手続きが簡単なのが特徴です。

2. 短期留学のメリット

手続きが比較的シンプル

多くの場合、観光ビザやビザ免除制度(eTA・ESTAなど)の範囲内で渡航でき、長期留学に比べて出願・審査の負担が軽い

費用・期間を抑えて「お試し」できる

長期留学前の適性確認や、夏休み・春休みを利用した参加がしやすい

英語学習のきっかけづくりに最適

語学学校の集中コースで基礎力・度胸をつけ、その後の長期留学やTOEICやTOEFL、IELTS等の学習につなげやすい

3. 対象となる方

  • 長期留学の前に、まず海外生活を体験してみたい方
  • 学校の長期休暇(夏休み・春休みなど)を利用して参加したい学生
  • 仕事の合間などで、まとまった長期休暇が取りにくい社会人の方
  • お子さまに異文化体験・語学学習のきっかけを与えたい保護者の方

4. ビザ・出入国の基本ルール

短期留学で最も重要なのが「何ヶ月まで」「何時間の授業まで」ビザなしで学べるかという制度上の線引きです。

国によってルールが異なるため、渡航先ごとに正確に理解しておく必要があります。

当塾はカナダとハワイへの留学を専門としています。

カナダの場合

カナダ移民・難民・市民権省(IRCC)の規定では、6ヶ月以内で完了するプログラムであれば、留学生向けのスタディパーミット(Study Permit)を取得せずに就学できます。この規定は移民規則(IRPR)第188条に基づくもので、実務上「SX-1」と呼ばれることもあります。観光ステータス(通常は入国時に自動的に付与される6ヶ月)の範囲内でプログラムが完結することが条件です。

なお、国籍によっては、カナダ入国にeTA(電子渡航認証)またはTRV(一時居住者ビザ)が別途必要です。短期留学であっても、この入国資格の確認は必須です。

(出典:カナダ政府公式(IRCC), https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/study-canada/study-permit/eligibility/study-without-permit.html)

(出典:トロント大学 Centre for International Experience, https://internationalexperience.utoronto.ca/international-student-services/immigration/studying-in-canada)

ハワイ(アメリカ)の場合

アメリカの場合、カナダとは異なり「日数」ではなく「週あたりの授業時間数」が基準になります。米国国務省(Department of State)の規定では、観光が主目的でビザ免除(ESTA)やB1/B2観光ビザを利用して渡航する場合、週18時間未満の非集中的な英語コース(avocational/recreational study)であれば、学生ビザなしで受講できるとされています。

ハワイでの短期留学は「授業時間」がビザ要否を分ける基準になるため、渡航前に必ずコースの週あたり授業時間数を確認することが重要です。

(出典:米国国務省 Foreign Affairs Manual, https://fam.state.gov/fam/09fam/09fam040202.html)

5. 期間の目安

  • カナダ 数週間〜最長6ヶ月未満(スタディパーミット不要の範囲)
  • ハワイ 数日〜数週間の短期集中コースから、3ヶ月・6ヶ月単位のプログラムまで、授業時間数によって選べる幅が異なる

6. 費用の目安

カナダ(バンクーバー)の語学学校の例

1〜6週間の短期滞在の場合、授業料は週あたり420カナダドル程度(約48,300円)が目安です。ホームステイは週240カナダドル程度(約27,600円)から、滞在先手配料が別途かかるのが一般的です。12週間のプログラムを授業料・ホームステイ・登録料・教材費込みで計算すると、合計8,480カナダドル程度(約97万5,000円)になる例が紹介されています。

ハワイの語学学校の例

ハワイの語学学校では、入学時に一度だけの申込金(125ドル程度、約2万円)に加え、コース・滞在形式ごとの授業料が設定されています。F-1ビザを持たない学生向けの短期集中コース(週20レッスン)なども用意されており、学校・時期によって料金は異なります。

(カナダドル・米ドルとも為替は変動するため、あくまで目安としてご覧ください。今回は2026年9月時点の相場(1カナダドル≒115円、1米ドル≒160円)で計算しています。)

(出典:CEL, https://www.englishcollege.com/vancouver/cost-of-studying-english)

(出典:Hawai'i English Language Program(ハワイ大学マノア校), https://manoa.hawaii.edu/eslhelp/wordpress/?page_id=69)

7. よくある質問(FAQ)

Q1. 短期留学に学生ビザは必要ですか?

カナダの場合、6ヶ月以内で完了するプログラムであれば、原則としてスタディパーミットは不要です。ただし国籍によりeTA・TRVなどの入国資格は別途必要です。ハワイ(アメリカ)の場合は、週18時間未満のコースであればビザ免除(ESTA)やB1/B2観光ビザの範囲内で受講できますが、週18時間以上の集中コースはF-1学生ビザが必要になります。

(出典:カナダ政府公式(IRCC)/ 米国国務省 Foreign Affairs Manual、前掲)

Q2. 未成年でも短期留学は可能ですか?

語学学校によってはジュニア向け・親子向けの短期プログラムを設けている場合があります。年齢制限や保護者の同伴要否は学校ごとに異なるため、個別にご案内いたします。

Q3. 短期留学とパスウェイプログラムの違いは何ですか?

短期留学は数週間〜6ヶ月未満の「体験・語学学習」が主目的であるのに対し、パスウェイプログラムは大学・カレッジの正規課程への進学を前提とした、より長期の準備課程です。まずは短期留学で海外生活に慣れ、その後パスウェイプログラムや正規留学へステップアップする方も多くいらっしゃいます。

Q4. 短期留学中にアルバイトはできますか?

カナダのスタディパーミット免除(SX-1)の範囲での就学、およびアメリカのビザ免除・観光ビザでの短期留学は、いずれも就労が認められていません。就労を希望する場合は別途、就労が許可されるビザ・許可の取得が必要です。

8. 無料相談

短期留学は、長期留学に比べて手続きの負担が少なく、費用・期間を抑えて海外生活の第一歩を踏み出せる選択肢です。一方で、カナダとハワイ(アメリカ)ではビザ・就学に関するルールの基準(期間 vs 週あたり授業時間数)が異なるため、渡航先・コース内容に応じた事前確認が欠かせません。

当塾では、短期留学プランについて、目的・期間・予算に応じたご提案から出入国手続きのご案内までサポートしています。まずは無料相談で、ご自身に合ったプランについてお気軽にご相談ください。

本記事の情報は執筆時点(2026年)の公開情報に基づきます。ビザ・出入国に関する制度は変更される場合があるため、渡航前に必ず各公式機関(IRCC・米国国務省など)および利用予定の学校の最新情報をご確認ください。